活動報告/ただ今建築中
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  1. 箇条書き項目 

 当会では毎年2月に、机上での勉強会を行っています。建築現場での作業ではなく、じっく
りと2×4工法の基本の基本を勉強しようという企画です。また、メンバーたちの疑問などにお答えするために、質疑応答にも多くの時間を割くようにしています。

 例年ならば、その内容は会報だけでお知らせするため、Webサイトにはアップしておりません。今回はWebサイトをご覧の皆さんにも知っておいてほしい事柄も多かったので、特別に掲載することにいたしました。

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 寒かった冬も少しマシになった2月26日の日曜日、大阪十三の昇設計室に集まったメンバーは、大阪市の神庭さん、寝屋川市の祝出さん、岐阜市の杉本さん、大津市の吉谷さん、京都市の中林さん。

 この時期に年1回開催している基本の基本を学ぶ机上勉強会です。ところが、これから家を建てる人はわずか2人、みんな、基本を勉強しなくてもいいのかな? 

 いつも、2×4工法の基本として、「455ピッチと壁芯」をレクチャーしているが、いまひとつ分からない人が多い。そこで、今回は2×4工法の生まれた本場アメリカでの事柄を紹介して、そこから理解してもらおうという魂胆です。

 2×4工法はアメリカで生まれ、成長し、完璧なスタイルとなった。その優れた工法を日本にそのまま持って来たのが、いまの日本の2×4工法なのです。

 アメリカのままを持ち込めば、素直に理解できたのだが、いろいろと変更せざるを得なかった。大きな変更点は次の2点。

 まず、使用する合板、北米は4×8版(16インチピッチ)だが、日本の合板メーカーが猛反発、日本で広く流通している3×6版(455ピッチ)が採用された。

 次に日本独自の「壁芯」。まず、壁芯という考え方が北米にはない。届け出に必要な「壁芯」を想定した図面や施工方法が必要になったというわけ。

 2×4工法の455ピッチなどのモジュールは、使用する構造用合板が基本です。まず最初に「合板ありき」なのですよ。北米は4×8フィートの合板サイズなので、ピッチは3等分した16インチ(約406mm)がモジュール。日本では3×6版が基本なので、910mmを2等分した455mmがピッチモジュールとなる。

 このピッチを完璧に理解すること。スタッドや床根太など、このピッチで並べることで、合板を切ったりせず、施工効率をアップさせるのが基本の基本です。

 最初の間取り図を書くとき、さまざまな図面を書くとき、実際に施工するとき、すべての作業で455ピッチを書き入れること。例えば、どのような状況であっても、スタッドや床根太は455ピッチに並べること。

 アメリカには「壁芯」という考え方そのものがないため、「外外合わせ」となる。例えば、床合板は4×8版の合板を張れば、その端が建物の端になる。だから、日本では壁芯までしか合板が張れないので、端に44.5mmの細長い合板を張らなければならない。

日本風に変更したため、本来の2×4工法の良さである施工効率を上げるということが、かなり低下したのである。でも、アメリカのままの建て方も可能です。「北米式2×4工法」というものは日本でも認められています。メンバーでは吉谷邸、昇邸、杉本邸が北米式で建てられています。

 壁芯と関連して、外壁に2×6材を使用した場合のケースも説明しました。これは前回でも出た話です。結論は2×6材を使用しても2×4材を想定した壁芯(44.5mm)とすることです。理由は簡単です。

 さらに2×6材の関連で、どのようなケースで2×6材を使用するのか? 1階の天井を高くする場合、ハイスタッドと言い、約30cm高くなり、2.7mとなるので、外壁は2×4材より2×6材の方がベストだということ。また、1階を2×6材を使用した場合でも2階は2×4材を使用するのが一般的です。

 それと吹き抜け(階段吹き抜けも)を作る場合です。1階の壁を作り、その上に床根太を入れ、2階の壁を作るという方法でもかまわないが、床根太を3枚合わせにするか、集成材を使用する必要があります。

 それなら、2×6材を使用して2階まで1本もので通すのが、簡単でより強固な壁を作ることができます。

 その他、壁組み施工の注意点では455ピッチラインには必ず受け材があるスタイルにすること、勝手口の納まりでは段差を付ける意味、などなど。

 私からのレクチャーのあとは、質疑応答に入り、疑問などに私や昇さんがお答えしました。そして少し休憩し、アメリカのフレーミングビデオを鑑賞。全編が英語なので、アメリカで修行の経験がある昇さんが解説。技術的な項目もあったが、いかに施工効率を上げ、テキパキ、テキパキと行動するかを見ました。まあ、我々の動きとは10倍ぐらいの差があります。

 このビデオ(DVD)は貸し出しライブラリーとしてあります。入会時の資料に載っていますが、そのことすら、知らない人がいます。きちっと読まないと、いろんなことが分かりませんよ。

 その後は、ちょっと早めに十三の飲屋街へ。さらに語り明かしました。以上。

 最後に最初に出てきたインチの話。2×4材の断面サイズは38mm×89mmですが、何でこんな中途半端なサイズなのか、疑問に思ったことはありませんか? これはインチを単純にミリに換算したからですね。

 断面サイズは1インチ1/2(38mm)×3インチ1/2(89mm)、合板やボードの厚さは1/2インチ(12.5mm)です。だからサイズをチェックするとき、ミリ表記のメジャーテープで、38mmとか89mmとか、89mmの半分は?とか、するより、インチで測るのがカンタン。スピードスコヤを持っている人は、インチ表記になっているので、すぐに簡単にサイズをチェックできますが、勉強会の現場でそんな人は皆無。まあ、分かっていないということですね。

(B.I.Y会報203より転載) 

 

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大阪市十三 2012特別版ー机上勉強会---------------(1)  12.2.26    第186回BIY勉強会

大阪十三の昇さんの事務所で、アメリカのフレーミングビデオを鑑賞する参加メンバー

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